ビジネス書: 2011年12月 Archives

第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)
第1感  「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)マルコム・グラッドウェル 沢田 博

光文社 2006-02-23
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乱読の醍醐味、複数の本から1つの事象を多面的に見られる。偶然だが、少し前の「本日の1冊: 愛する二人別れる二人―結婚生活を成功させる七つの原則」の内容が本書で1章まるごと、紹介されている。
本書は情報量・千慮が必ずしも正しい判断にならない、いわゆるプロの直感を様々な事例で分析しようとする。クラウゼヴィッツの「クーデュイ(coup d'oeil)」にも通じる内容で、
・経験
・冷静(過度な心拍数の時は誤った判断を起こしやすい)
・無意識(直感)
などによるとされ、不確実な現代の生き方として学ぶところは多い。
面白いのが、アメリカで警官のパトロール、従来の常識を覆して2名ではなく1名で行う方が良いという話。1名の方が、気持ちの高ぶりによる誤った判断が少なく、慎重になるとのこと。