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2011年12月10日(土)、2年ぶりに自家用操縦士(Private Pilot)向けの講習会に参加。主な内容は以下の通り。

・特定技能審査(日本版Flight Review)導入・最新動向
・航空身体検査の基準改正・最新動向
・交信技術のリカレント(Movie)
・日本最高齢Pilotの高橋淳氏による講話
・その他資料(管制方式基準の改正、東京TCA空域改正、AIP-SUPの福島第一・飛行禁止空域など)

特定技能審査はアメリカ同様、定期的に技量・知識のCheckを導入するということで、ICAOから日本はライセンス取得後ノーチェックであることを問題視されて検討されている模様。Inspectorは民間人にも開放される模様で、クラブ毎に最低1人配置するなど、本来の主旨を重視して利便性を考慮するとともに、手数料ビジネスなどにはなって欲しくない。今後も要Watch.

航空身体検査は、現在毎年(2種)を、40歳以下のパイロットはアメリカ(3年毎)を上回る5年ごとにすると共に、高齢者は半年など、実情に即した改正が行われる見込み。来年には新しい基準になるので、自分も次回更新からメリットを甘受できるも、気付けば年齢的に次の1回のみに・・・(免許取得からの年月の経過にしみじみ)。

高橋淳氏の講話は戦時中から戦後まで様々なFlightのトラブル体験などから、心構えなど。話は面白いと共に、戦時中の過酷な砲撃をかいくぐる艦隊攻撃の話など迫力ある。長年飛ばれている方だけに、目に見えぬオーラを感じる。

以下、単語メモ
・vacate 立ち退く、退去する
・expedite 迅速に処理する、早める
改正後
<『第三十二条 航空身体検査証明の有効期間は、当該航空身体検査証明を受ける者が有する技能証明の資格ごとに、その者の年齢及び心身の状態並びにその者が乗り組む航空機の運航の態様に応じて、国土交通省令で定める期間とする。』

改正前
『第三十二条 航空身体検査証明の有効期間は、定期運送用操縦士の資格を有する者にあつては六月、その他の者にあつては一年とする。』

2011 年 5 月 25 日に公布されたことで、1年以内に施行される模様。1年毎(第二種の場合)の身体検査が緩和される。FAAのように40歳未満は3年くらいにはのびるだろうか。

c.f. 国土交通省 航空身体検査証明の有効期間に関する検討会( http://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr12_000007.html )

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