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Three Cups of Tea: Young Readers Edition: One Man's Journey to Change the World... One Child at a Time | |
Greg Mortenson David Oliver Relin Puffin 2009-01-22 売り上げランキング : 10446 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
NYTimesで長らくベストセラー・トップ10にランクインされていた本の、子供向け版。そのため平易な文法、語彙(本書最後にGlossary<用語集>あり)で書かれているため、英語が得意でないNon-Nativeにも最適な1冊となっている。
とある登山家Greg Mortensonが、K2の麓の村々の実情を知るや、文字通り人生をかけてパキスタン・アフガニスタンに学校を建てていくストーリー。日本人にとってごく当たり前の教育が、世界が違えば(とくに、本書で登場する地域の女性にとって)如何に当たり前でなかったか気付かされる。私財を投げ売り、ただでさえ偏見のあったイスラムに対する支援に9.11といった逆風を乗り越えた主人公に敬服すると共に感動させられる。9.11で冷静さを失ったアメリカも、”教育が平和を作る”という本書の言葉に、きっと感銘を受けたに違いない。
後半に掲載されたテロの恐怖もあったパキスタン・アフガニスタンに行ったり、国内(米国)でも講演等で飛び回り留守の多かった主人公を父に持つ娘のインタビューも、寂しさを共感すると共に、立派な考えを持って育っていることから父親の信念の大切さも気付かされる。
Notes Left Behind | |
Brooke Desserich Keith Desserich William Morrow 2009-10-27 売り上げランキング : 26980 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
がんにより僅か6歳で生涯を終えたElenaは、生前、お母さん・お父さん、妹のGracieへ宛てた愛のメッセージを数百通も家の中あちこちに隠していた。Elenaの他界後、日々新たなメッセージが見つかったという。
エリヤフ ゴールドラットの「ゴール」「クリティカルチェーン」のように主人公、及び登場人物の例題を基に問題の可視化、及び解決を示していく。本書では人間の病理現象「自己欺瞞(ぎまん)」について、その弊害を詳しく解説、人との接し方を分かりやすく諭す。全米ベストセラー本。
Leadership and Self-Deception: Getting Out of the Box | |
Arbinger Institute Berrett-Koehler Pub 2002-02-09 売り上げランキング : 7689 おすすめ平均 自分で自分は見えてない 夫婦仲が悪くなったときに読んでます ずーっと考えさせられる、凄い本 Amazonで詳しく見る |
個々では自分が正しいと思っていても、客観視した際には正しいとは限らない「合成の誤謬」(c.f.「偽装請負―格差社会の労働現場」)、またその弊害を分かりやすく図示している。Amazonの他のコメントでも述べられているが、本書はビジネス書の分類に入っているものの上司・部下・顧客・家族・知人・他人問わず人間関係全般に適用できる、普遍的な理論である。
小生自身、仕事上の客先の対応に苦心していることもあり、相手をロジカルに分析する、1歩引いて客観視するきっかけにもなった。ボリューム的にも手頃で、手元に置いておきたい1冊である。
2010.4.3 追記2010.1.5 、以下へリニューアル
Leadership and Self-Deception: Getting Out of the Box | |
Berrett-Koehler Pub 2010-01-05 売り上げランキング : 23544 おすすめ平均 自己の心的態度について深く考えさせられる 移動時間に聴くには最高です。 フェイスバリューで受取って良いか Amazonで詳しく見る by G-Tools |