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ハゲタカ(下) (講談社文庫)ハゲタカ(下) (講談社文庫)
真山 仁

講談社 2006-03-15
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外資ファンドの日本法人トップ鷲津他、スーパーを建て直すために邦銀からスピンアウトした人物、地元ホテルチェーンを再建するため奮闘する若き女社長、魅力ある登場人物達が繰り広げるストーリーが絡み合い、一気にフィナーレまで読む者を惹きつける。

唯一の難点(?)は、鷲津の過去が暴かれるところか。今までの盛り上がりが、少し不完全燃焼。これも早く続編(ハゲタカⅡ)を読めと言うことか。
ハゲタカ(上) (講談社文庫)ハゲタカ(上) (講談社文庫)
真山 仁

講談社 2006-03-15
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バブル崩壊後、各行の不良債権問題とその買い取りで話題になった外資ファンド。本書はそんな攻防の話なのだが、とにかく心地よいテンポで読む者を引きずり込む。不良債権の実態、外資ファンドの裏側、闇を暴くようなところもあるのだが、本書はむしろ登場する人物達の魅力に惹かれる。
出現する未来 (講談社BIZ)出現する未来 (講談社BIZ)
P. センゲ O. シャーマー J. ジャウォースキー 野中 郁次郎 高遠 裕子

講談社 2006-05-30
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不確実性の対処として、過去からだけでなく未来から学ぶ・未来をコントロールという考え「U理論」を理論的に示す1冊。「U理論」とは、心を無にする意義が前提にあり、その状態にはいるための「センシング」(Uの字を降りる)、何もかもなくした瞬間に内なる知が出現する「プレゼンシング」(Uの字の底)、「リアライジング」(Uの字を上る)という3段階で構成された考え。仏教や禅の考え方なども融合しており、面白い。
野中郁次郎監訳とあり、理論的な内容を想像していたが、後半は9.11発生時にランダム発生器に乱れが発生など、神秘的・非科学的な内容が占める。
なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
枝廣 淳子 小田 理一郎

東洋経済新報社 2007-03
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問題を要素と関係(+時間)で表現するシステム思考。その七ヶ条とは、P.245より
1.人や状況を責めない、自分を責めない
2.できごとではなく、パターンをみる
3.「このままパターン」と「望むパターン」のギャップを見る
4.パターンを引き起こしている構造(ループ)を見る
5.目の前だけではなく、全体像とつながりを見る
6.働きかけるポイントをいくつも考える
7.システムの力を利用する

本書の書かれていることは見ればなんてことはなかったりするのだが、実際の実践は(特に当事者となって視野が狭くなっているときには)なかなか気付かない構図を、トヨタ式なぜなぜ5回などの事例も織り交ぜながら解説している。問題への見方、対応の仕方として、参考になる。

以下、備忘録がてら
”船をつくりたかったら、人に作業を割り振るのではなく、はてしなく続く広大な海を慕うことを教えよ。---A・サン・テグジュペリより” (P.225 章表紙・引用より)
社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった―そうか、「働くこと」「教えること」「本当のサービス」ってこういうことなんだ! (KOU BUSINESS)社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった―そうか、「働くこと」「教えること」「本当のサービス」ってこういうことなんだ! (KOU BUSINESS)
香取 貴信

こう書房 2002-05
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ディズニーのサービスについて、なぜアルバイトが多い中、あれほど一流のサービスができるのだろうか。本書は著者がディズニーのアルバイトとして入り、様々な体験を通じてディズニーのサービスの骨頂、サービスの神髄とは何かを気付いていく様子がつづられている。もともとはメルマガを書籍化したとあり、登場するストーリーは前後・重複するところもあるが、上司・先輩達への尊敬と共に著者が失敗しながら成長していく過程は、面白く読みながらも、気付けば一緒に自分も成長している気になる。

本日の1冊: 下町ロケット

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下町ロケット下町ロケット
池井戸 潤

小学館 2010-11-24
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ロケットに携わっていた研究者が、打ち上げ失敗の責任で職を辞し、親の跡を継いで工場を経営していた。経営は必ずしも順調ではなかったところへ、ライバル企業からの特許訴訟、重要な顧客の離脱、銀行からの融資拒否。そこへ日本を代表する大企業からの特許買い取り提案。研究者として、夢を忘れていないでいるも、会社を救う目の前の大金、若手社員からの突き上げ。

登場人物も、ストーリーも、ある意味コテコテで臭い。そう、普段なら冷めた目でしか見ないタイプの本であった。にも関わらず、魔力のように読むものをぐいぐいと引きつける魅力を備えている。テンポよく、終わってみれば久々にスカっと爽快な小説である。情熱・夢と現実、良くありそうな話だが、とにかく本書は一読の価値あり。
獄中記 (岩波現代文庫)
獄中記 (岩波現代文庫)佐藤 優

岩波書店 2009-04-16
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悪名高き外交官として宗男ハウスと共にひとときニュースで話題になった当人が、タイトルの如く逮捕されて拘留されていたときに記した1冊。国策による逮捕という当人の主張は非常に論理的、納得感があるとともに、以下にマスコミのニュースだけで物事を判断することが稚拙で危険なことか、痛烈に思い知らされる。また、氏の千慮、教養、強靱な精神力とストイックさには、ただただ敬服する。

ロシア外交、教養、宗教と学ぶことは多岐にわたるが、この本の主題とも言える鈴木宗男氏の断罪と小泉政権時代における世の沸き方を冷徹に、客観的に分析しているその内容も面白い。即ち、鈴木宗男氏を「政治権力をカネに買える腐敗政治家」とすることは、
 ”ケインズ型の公平配分からハイエク型の傾斜配分への転換を実現する上で好都合の「物語」なのである。”(P.511)
と論じている。
この1冊ですべてわかる コンサルティングの基本
この1冊ですべてわかる コンサルティングの基本神川 貴実彦

日本実業出版社 2008-05-10
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※数年前、読了の1冊。

BCG出身、コンサル業界転身を支援するムービン・ストラテジック・キャリアの代表などによる著作とあり、コンサルの仕事や業務は客観的であると共に、コンサルへの転身については資質や筆記試験・面接について具体的でありながら、簡易に書かれている。逆に各ファームの情報は手薄だが、詳細はムービンに相談というとこだろうか。
扉表紙にあるファームの歴史・遷移をはじめ、図表はコンサルの方々らしくわかりやすい。
コンサルティング業界大研究
コンサルティング業界大研究ジョブウェブコンサルティングファーム研究会

産学社 2005-01
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※夏頃、読了の1冊。備忘録に。

こちらもコンサルの歴史・仕事内容から、各ファームのインタビュー、ファームを卒業・起業した人のインタビュー、各ファームのデータの揃っており、コンサルの仕事から各ファームの特徴・内情がわかりやすい。特に前半の仕事内容や歴史は内容が濃く、読み物としても面白い。これも少し古いので、最新情報は別途確認する必要あり。
[改訂版]よくわかるコンサルティング業界 (業界の最新常識)
[改訂版]よくわかるコンサルティング業界 (業界の最新常識)大石 哲之

日本実業出版社 2007-01-27
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夏頃、読了の1冊。備忘録に。

AllAbout でも執筆されている大石氏の業界解説本。コンサルティング業界からコンサルタントの仕事、手法・ツールと各ファームの特徴・分類・勢力図にコンサルタントになるための手順などがわかりやすく掲載。内容は入門的であり、どちらかというと新卒が対象か。