Recently in 映画原作 Category
![]() | ハゲタカ(下) (講談社文庫) 真山 仁 講談社 2006-03-15 売り上げランキング : 1527 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
外資ファンドの日本法人トップ鷲津他、スーパーを建て直すために邦銀からスピンアウトした人物、地元ホテルチェーンを再建するため奮闘する若き女社長、魅力ある登場人物達が繰り広げるストーリーが絡み合い、一気にフィナーレまで読む者を惹きつける。
唯一の難点(?)は、鷲津の過去が暴かれるところか。今までの盛り上がりが、少し不完全燃焼。これも早く続編(ハゲタカⅡ)を読めと言うことか。
![]() | ハゲタカ(上) (講談社文庫) 真山 仁 講談社 2006-03-15 売り上げランキング : 2956 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
バブル崩壊後、各行の不良債権問題とその買い取りで話題になった外資ファンド。本書はそんな攻防の話なのだが、とにかく心地よいテンポで読む者を引きずり込む。不良債権の実態、外資ファンドの裏側、闇を暴くようなところもあるのだが、本書はむしろ登場する人物達の魅力に惹かれる。
| 八日目の蝉 (中公文庫) | |
![]() | 角田 光代 中央公論新社 2011-01-22 売り上げランキング : 2307 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
不倫相手の子を誘拐して育てる女と、その子が大きくなってからの2部構成。不倫、誘拐と許されるはずもないストーリーながら、知らず知らずに引き込まれる。後半、その子が大きくなってからの話でも、決して感情移入するような話ではないはずなのに、母になる変貌を目の当たりにして女性の偉大さを感じ、感動すら覚える。
家族とは何か考えさせられると共に、子が守ってあげるような存在は一瞬であるとともに貴重な瞬間だとしみじみ感じさせられた。余談ながら、本書で出てくる人物はどれも個性派揃いなのだが、男性がことごとく貧弱なのも気になるところ。
| ラッシュライフ (新潮文庫) | |
![]() | 伊坂 幸太郎 新潮社 2005-04 売り上げランキング : 2360 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
5つのストーリーが次第に絡み合っていき1つの物語に・・・ここまでは良くある話だが、後半でも登場するだまし絵が、まさに本書を比喩している。なかなか、読む者を惑わせメビウスの輪のように感じさせられる。冷静に考えて解けた快感はパズルを解いた時のよう。
なかなか斬新な冊。
| 沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下) (新潮文庫) | |
![]() | 山崎 豊子 新潮社 2001-12 売り上げランキング : 5346 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
一社員(主人公の恩地)が企業の闇に立ち向かう・・・水戸黄門的なフィクションと期待して読むとなんとも言えぬ読後感になる。政治家・官公庁・企業の利権・癒着、読めば読むほど何ともならない現実に絶句するか、怒りを覚えるか。本書がフィクションとも実話ともとれる位置づけがまた、様々な思いがわき起こる。感じ方は読む人それぞれで、反論があるのも納得(それが正しいというわけではなく)だが、大作であることには違いない。
| 沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上) (新潮文庫) | |
![]() | 山崎 豊子 新潮社 2001-12 売り上げランキング : 232 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
御巣鷹山の事故から安全を第一に”国際航空”の立て直しのため、政府は外部の人間を会長に起用。主人公は新たに設けられた会長室の部長に抜擢されるが、、、種々の腐敗構造。どこまでが現実で、どこからが物語なのかは知るよしもないところが本作が問題視される一因でもあろう。
まるで全てが映画のような(事実、映画化もされたが)闇に世界に読む者を惹きつける。
| 沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫) | |
![]() | 山崎 豊子 新潮社 2001-12 売り上げランキング : 204 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2巻までの小説ライクな流れと打って変わって、ルポタージュのようになる。事実、物語(?)の中でも20年ほどの歳月がたっているほか、登場する被害者の一部が実名で登場したりと、明らかに前巻までの流れと異なる。
小生も記憶ある当時のニュースでの衝撃がふつふつとわき起こる。この1巻だけでも、当時を知る貴重な1冊。
以下、個人メモ。
被害者の機内メモ
コックピット-ACC:Area Control Center=(所沢)航空交通管制部 間の交信記録
http://jal123.com/JAL123.swf (位置情報付きフラッシュ)
| 沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) | |
![]() | 山崎 豊子 新潮社 1999-06 売り上げランキング : 295621 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
映画化で話題となった1作、全5冊の第1巻。実在の人物・体験に基づいて脚色された、(一応)フィクション。組合の闘争・アカ・共産主義といったキーワードがすでに現実感ないため、まだ、フィクションとしての物語以上に感じる物はない。今後の展開が気になる。
| カラフル (文春文庫) | |
![]() | 森 絵都 文藝春秋 2007-09-04 売り上げランキング : 1339 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
”とある魂が輪廻のサイクルに戻るため、下界の自殺を試みた体を借りて生活しながら、自らの犯した罪探しをする。”
ストーリーは至極シンプル、テンポ良く読み通せる。読み終えてはっと気付かされるのは、自分自身を主観的にみるか客観的に見られるかでどう人間が変わるかということ。その問題・悩みは客観的に見つめられているか、大局で物後をを見ているか。何かうまく立ち回らないことがあるとき、ちょっと息抜きにおすすめの1冊。
| 野性の証明 (角川文庫) | |
![]() | 森村 誠一 角川書店 2004-07 売り上げランキング : 204439 おすすめ平均 ![]() ラストは納得できない へー、こういう話だったのか 夢中で読みました。Amazonで詳しく見る by G-Tools |
とある村で発生した猟奇殺人事件と、犠牲になった女性、及び生き残りの少女。ある一族に牛耳られている町へやってきた保険外交員。その町で働く女性。何の関係もなさそうな彼・彼女ら、事件が絡み合っていき、最後には意外な事実が。
「証明」シリーズの1冊(とは言っても、それぞれにストーリーに関連はない)。
「人間の証明」と比較すると、どこか古さやストーリー展開の強引さ、描画に青臭さが感じられる。とは言え、数の、一見何の関連性もない事象が最後1点に向かって収束するストーリー展開は相変わらずで、読む者を惹きつける。
c.f. 人間の証明











ラストは納得できない
へー、こういう話だったのか