ビジネス書: 2013年1月 Archives
コンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメ 大石哲之 tyk publishing 2012-11-30 売り上げランキング : 17 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
如何に短時間で多量の書物から情報を吸い上げ、結果を出すか。コンサルの読書の仕方(研究でも比較的近いと思うが、時間の有限性や結果重視の度合いが異なるだろう)に焦点を当てた、「思考力が目覚める ロジカル頭脳問題集」や「過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題」の大石哲之氏による著書。
”如何に読書から成果を出すか”という命題に対し、単に読書の部分だけではなく、読書を決心するところから読み終えた後まで、考え方やテクニックが以下のように論理的に纏められている。
・読書の目的(問題意識から始める)
・本の収集(不要な本のフィルター)
・読み方(ロジカルシンキング、雲雨の部分に集中)
・成果へつなげる(事前にアウトプットを設計)
多くの人は、漠然と最初から読み始め、所々うなずき・メモしながら、最後まで読むだろう。何か有益そうなことが書いてあり、試してみようと思いながら忘れてしまう。。。小説などストーリーものでは、当然そのような読み方をすべきだろう(推理小説、時間がない・面白くないので結果だけすぐに、というのもありそうだが)。本書の読書術がターゲットにするのは成果を出すことであり、そのためにはまず問題意識=目的から始まる。そしてその目的に対し、同じ題材の本を数十冊見て読む本を5~10冊程度にフィルターし、そこから有益な情報を抽出することを説く。そしてすぐ実践(もともと問題から始まっているので、実践の場がある)することで身につくという。1冊の本をしっかり読まないことで中途半端な知識になる、身につかないのでは?と疑問を持ちそうな点に対しても、しっかりと伏線を敷いている(詳細は本書を読んでいただきたい)。
本書はKindle専用で出たが、この価格がすごい(何度か値下げされ、2013/1/2現在126円)。実験的な意味合いもあったと推測するが、まさに、Kindle(電子書籍)ならではの価格設定だろう。正直、中身に数点、誤字が見受けられたのが残念だが、この値段でこれだけ有益・ボリュームの本が読めるのなら、そうしたミスも薄れてしまう。一方で、今後、こうした価格が主流になっていくと、アフィリエイトも変わらざるを得ないだろう。。。
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