育児: 2014年4月 Archives

カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座
ジーナ・フォード 高木 千津子

朝日新聞出版 2007-03-22
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赤ちゃんが泣いたらおっぱいか寝かしつけを探り、後者なら揺らして寝かしつけ・・・今まで当たり前と思っていたことが、真っ向から否定されて、まさにコペルニクスの天動説的なショックだった。

著者はナニーとして数々の赤ちゃんを見てきた経験から、赤ちゃんの要求に応えるディマンドフィード(Demand feed)方式より、スケジュールに赤ちゃんを合わせる方が、赤ちゃんも親も楽になると主張する。そして、月齢ごとに適切と主張するスケジュールを提示する。

本書は母親向けに書かれているので授乳の部分が多いが、睡眠など父親でも参考になるところはある。本書に従い(妻が)スケジュール通りに試したところ、昼寝の時間になったら暗くしたベッドへ連れて行くだけで自然と寝てしまったのには感動すら覚えた。もちろん、今でも夜泣きは多いし、うまくいかないこともある。しかし、今まで泣いている赤ちゃんを抱えてスクワットしたりしていたのがアホらしい。。。赤ちゃんの育児は奥深い。


10歳までが勝負!「生きる力」をはぐくむ子育て10歳までが勝負!「生きる力」をはぐくむ子育て
高濱 正伸

SSコミュニケーションズ 2007-10-25
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子供に必要なのは「生きる力」、それを要素分解すると「知識や技能を身につけ活用する力」、「学ぶことへのやる気や意欲」、「自分で考える力」、「自分で判断する力」、「自分を表現する力」、「問題を解決し自分で道を切り開いていく力」だと言う。最近の教育論、非認知スキルとも重なる部分多く、共感持てる内容が多かった。

タイトルの”10歳までが勝負”の理由が最後の方(P.187~「つ」のつくうちは神の子)に書かれているのだが、その内容がへぇーであった。つまり、ひとつ、ふたつ、・・・、ここのつと「つ」がつく9歳までは神様が育ててくれるから、大人があまり介入するなと言う。親自身が本を読む、勉強すべきというのは頷くところ。その他にも、ダメなものはダメという、子供部屋で勉強させない、干渉しすぎると子供は伸びない、不自由な経験をさせる、など多くの実績がある話が分かりやすく書かれている。

一方、外遊びを殊更強調されているのは疑問だった。虫や生物に触れる利点はわかるが、それが学力にも影響するのは本当だろうか(真実だとすれば、外遊びが多い昔や、田舎の方が学力が高くなるということになる)。犯罪が多くなっているような印象操作も感じられるが、外遊びの多かった昔の方が少年犯罪は多かったわけで、単に”昔は良かった症候群”に感じられた。

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