育児: 2013年12月 Archives

お手伝い至上主義でいこう! ― 子どもの就職力を高める「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」習慣お手伝い至上主義でいこう! ― 子どもの就職力を高める「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」習慣
三谷 宏治

プレジデント社 2011-03-11
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アクセンチュア、BCGからPTA会長などを経験、現在はK.I.T.虎ノ門大学院で教鞭をとる著者による子育て論。子供に与えすぎていないか、自身の子供(3姉妹)の話を交えながら与えるべきものは「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」であると説く。
人が国家・会社・家庭などでピラミッド上に構成され和や協調性といったものが重んじられてきた時代から個の重要性が高まる時代、全ての人がドラッカーのいうプロフェッショナル(知的労働者)となる必要がある時代に変貌していく中、どのように子供を育てるか参考になる。親(大人)が与えるのではなく、子供自身が考える力を身につける重要性は多くの人が理解するところだろうが、なかなか実践は難しいし、何よりどうそれを実現するかわからないことも多いだろう。その解が、著者によると「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」とのこと。

お金で解決しない、多忙で考えることを放棄してしまうことをさせない、というのはなかなか説得力があった。もっとも、オテツダイというのはいまいちピンとこなかったし、子供が年頃の時に携帯も持たせないという強い意志が通せるか、私は自信ないが・・・。
ともあれ、本書も著者のシンプル・明瞭なスタンスは継承されており、まずは読んでみるだけでもいいのかも。

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