フィクション: 2009年9月 Archives

内容(「BOOK」データベースより)
ある日、突然にとなり町との戦争がはじまった。だが、銃声も聞こえず、目に見える流血もなく、人々は平穏な日常を送っていた。それでも、町の広報紙に発表される戦死者数は静かに増え続ける。そんな戦争に現実感を抱けずにいた「僕」に、町役場から一通の任命書が届いた…。見えない戦争を描き、第17回小説すばる新人賞を受賞した傑作。文庫版だけの特別書き下ろしサイドストーリーを収録。

となり町戦争 (集英社文庫)
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集英社 2006-12
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おすすめ平均 star
starとても面白い話が作れるはずの状況設定なのに・・・
star長い
star現代の戦争を考えるきっかけに

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「戦争」を通して独特な世界観を醸し出す。「戦争」に関する具体的な記載を省くことで、抽象的なイメージを表しているのだろう。不思議な感覚の残る1冊。ちなみに映画化もされているもようだが、「世にも奇妙な物語」のような、短編の方があう気がする。

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