映画原作: 2011年2月 Archives

沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下) (新潮文庫)
沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下) (新潮文庫)山崎 豊子

新潮社 2001-12
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一社員(主人公の恩地)が企業の闇に立ち向かう・・・水戸黄門的なフィクションと期待して読むとなんとも言えぬ読後感になる。政治家・官公庁・企業の利権・癒着、読めば読むほど何ともならない現実に絶句するか、怒りを覚えるか。本書がフィクションとも実話ともとれる位置づけがまた、様々な思いがわき起こる。感じ方は読む人それぞれで、反論があるのも納得(それが正しいというわけではなく)だが、大作であることには違いない。
沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上) (新潮文庫)
沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上) (新潮文庫)山崎 豊子

新潮社 2001-12
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御巣鷹山の事故から安全を第一に”国際航空”の立て直しのため、政府は外部の人間を会長に起用。主人公は新たに設けられた会長室の部長に抜擢されるが、、、種々の腐敗構造。どこまでが現実で、どこからが物語なのかは知るよしもないところが本作が問題視される一因でもあろう。

まるで全てが映画のような(事実、映画化もされたが)闇に世界に読む者を惹きつける。
沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫)
沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫)山崎 豊子

新潮社 2001-12
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2巻までの小説ライクな流れと打って変わって、ルポタージュのようになる。事実、物語(?)の中でも20年ほどの歳月がたっているほか、登場する被害者の一部が実名で登場したりと、明らかに前巻までの流れと異なる。

小生も記憶ある当時のニュースでの衝撃がふつふつとわき起こる。この1巻だけでも、当時を知る貴重な1冊。

以下、個人メモ。

被害者の機内メモ

コックピット-ACC:Area Control Center=(所沢)航空交通管制部 間の交信記録
http://jal123.com/JAL123.swf (位置情報付きフラッシュ)

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