2015年7月 Archives

ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)
ジョン グレイ John Gray

三笠書房 2001-05
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男女の思考法が異なるのは、そもそも別の星の人間だから---タイトルは言い得て妙。もっとも、あくまでも例えであり、内容は至極まっとう。異なる考え方、イライラするポイントを、チェックリストを交えつつ解説する。冷静に読めばその通り、中には笑ってしまうような内容もあるのだが、いざその場面で居たときに適切な対応を取れるか。男も女も、読んでおいて損はない---いや、ぜひ読むべき一冊。
新装版 播磨灘物語(4) (講談社文庫)新装版 播磨灘物語(4) (講談社文庫)
司馬 遼太郎

講談社 2004-01-16
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信長の死去、秀吉を天下人として樹立するため扮装する黒田官兵衛。しかし、その後の扱いは、官兵衛の能力に対する嫉妬か、単に考えの違いか、優遇されることはなく隠居する。
秀吉の崩御の後、九州から天下を狙うも、関ヶ原はあっという間に終結する。歴史小説故の、儚さ。
新装版 播磨灘物語(3) (講談社文庫)新装版 播磨灘物語(3) (講談社文庫)
司馬 遼太郎

講談社 2004-01-16
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信長に裏切ったと誤解された官兵衛は、捕らえられ牢獄に幽閉されてしまう。出る頃には体に障害を負い、親しかった半兵衛は亡くなり、半兵衛は身も心も大きく変遷していた。本巻は、登場人物の疑心暗鬼がよく出ており、それらがかみ合ってドラマをなしている。

無実によって幽閉されただけでなく、半兵衛の機転が無ければ子供も殺されていたにも関わらず、怒りへ昇華しない官兵衛の人間性というか、時代性は、今の人間にとっては理解できないものがある。
新装版 播磨灘物語(2) (講談社文庫)新装版 播磨灘物語(2) (講談社文庫)
司馬 遼太郎

講談社 2004-01-16
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信長に謁見、紹介された秀吉との協力関係が始まる。毛利側への工作、未だ小国に拘る主人の小寺藤兵衛との関係。全てが薄氷の上でなされる緊張感が、読む者にも伝わってくる。
新装版 播磨灘物語(1) (講談社文庫)新装版 播磨灘物語(1) (講談社文庫)
司馬 遼太郎

講談社 2004-01-16
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NHK大河ドラマで有名になった黒田官兵衛の伝記。1巻では黒田官兵衛の祖父から登場、父が播州小寺家に伝えるあたりから物語は始まる。世は信長の台頭により、官兵衛も一国に収まらず動き出すのだが、決して自分が天下をとる矢面に立たないおかしさ。

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