2009年11月 Archives

アルクのヒアリングマラソンを申し込む。1年間に1000時間を目安にヒアリングを実施することで英語の聞き取る力をつけるという有名な通信講座。

基本的に英語の学習は目的と意識だと思っているので、お金をかけて勉強するのには消極的だった。しかし、自己満足や徒労感で終わることの多い英会話教室や怪しげな(時間をかけずに、などと謳った)教材と異なり、英語を習得した人の多数がNHKラジオと共に推薦する同教材。そうは言っても1000時間、1日辺り3時間近くの勉強が必要なわけで、継続するのが難しいのもまた事実。今回、

・会社の収益悪化に伴うコスト削減で、今年は会社の英会話教室が中止となる
・ヒアリングマラソンが、とある会員の特典で20%offとなる

ことから意を決する。効果の程は主観的なものの他に半年後・1年後のTOEICで相対的に苦手なヒアリングがどの程度向上するか、確認したい。

イラクとパレスチナ アメリカの戦略 (光文社新書)
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starsインターネット上の情報からアメリカの戦略を深読みする
stars大量破壊兵器について
starsわかったようなつもりになれる本。
starsアメリカの中東政策が浮き彫り!
stars欧米による間接的な植民地支配が今でも続いている

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中東問題を「外」から語る書は数あまただが、内外双方からの視点でまとめられた本は少ない。タイトルの3カ国に留まらず、イスラエル問題やオスマントルコとヨーロッパ(イギリス・フランス)の関係など、中東の全域、および過去から現在までをも網羅している。白黒はっきりしていたブッシュ元大統領だが、実はアメリカの政策は中道派・右派の争いにより御都合主義であったり(歴史をひもとけばイギリス・フランスも同様に)、中東の中でも民族や宗教によって糸筋縄ではないことが明快に理解できる。

尚、本書における「外」からの視点に関する部分は”仮説”の域を抜けない部分も多数有り、この辺は評価が分かれる。但しそれら外部リソースについては引用先(URL)を明記していて、読者が検証していくことは可能である。何より、中東に関する一辺倒な情報から一歩離れて多角的に検証するきっかけとしては、本書はとても有意義な1冊である。

PMP受験・決意

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PMP(PMIによるProject Manager資格)の受験を決意する。

と言っても正確には今年前半に決めており、7月には受験申し込みも済ませていた。しかし受験期限が1年もあることから、船舶免許などを優先していてしばらく放っていた。ちなみに先に申し込んだのは、$500以上する受験料を自費で支払い済みとすれば否が応でも受けるだろうと。。

昨年PMBOK Guide (A Guide to the Project Management Body of Knowledge) 第4版が出て現在は過渡期であるが、試験はしばらく第3版中心だろうと楽観。用意した書籍は以下の2冊(正確には購入したPMBOKは第3版)。PMBOKガイドは邦訳も出されているが、悪評高い日本語訳のため英語版を用意。これに、PMP対策講座の研修を会社で受けたので、研修独自のテキストや問題集を使用する予定。

A Guide to the Project Management Body of Knowledge: (Pmbok Guide)
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star英語で学ぼうPMBOK
starPMBOK2000準拠の試験が終了は2005年秋
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※第4版となっているが、購入したのは第3版。ちなみにPMBOKはAmazon.co.jpよりも、本国Amazon.comで購入する方が$38.87+国際便送料$4.5~と遙かに安い。Amazon.comでの購入はこちら

PMP試験合格虎の巻―重要ポイント解説+演習問題・模擬試験

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star合格者談
starインプットとアウトプット、ツールと技法の関係がひとまとめ。
starよくまとまっていますが、PMP合格するには+αが必要かと

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 ※同上。上記とは別に第4版対応が既に出版されているので、これからの購入者は以下の方が良い。

PMP試験合格虎の巻 第4版対応―重要ポイント解説+演習問題・模擬試験 PMP試験合格虎の巻 第4版対応―重要ポイント解説+演習問題・模擬試験

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Camino Real Cabernet Sauvignon Reserva 2006 カミノレアル カベルネ・ソーヴィニオン 2006

酸味・スパイスの中にバニラの風味がバランスよくマッチ。フルボディながら口当たりは比較的柔らかく、それでいて余韻はほどよく残る。

味             :★★★☆☆
辛さ          :★★★☆☆
渋さ          :★★★☆☆
フルボディ       :★★★★☆
コストパフォーマンス:★★★☆☆

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子育て本シリーズ物の3冊。子育てにおける不安やストレスに対する良薬といったところ。つい「あるある」と頷きたくなるような問題とそれに対する対処方法(主に心の持ち方)をマンガ形式で紹介。母の他、父、祖父母や子供とその親(母)に接する全ての人が読んで損しない内容。1冊20~30分程度で読めてしまうので、気軽に、子育てでちょっと疲れたときに、悩んだときに読んでほのぼのとさせられる。また、これからのPre ママ・パパへの贈り物としても最適。

1年前(2008年11月7日)に肺ガンでなくなった筑紫哲也本人が「ニュース23」の開設から経緯を題材に「ニュースキャスターとは?」を語る。 

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starニュース23を中心にしたエッセイ
star「ニュース23」を形作る考え
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自らの意見を発するも強制はせず(判断は視聴者)、身内(TBS)に対する批判も厭わない姿勢に、日本のTVの世界で数少ないジャーナリズムを見ていた故人だが、その筑紫哲也が何を考え、悩み、対処してきたかという内情を知ることができると共に、その精神にさらなる共感を覚える。

”ニュースは儲からない”といわれる中、クリントン元米大統領や中国首相の単独出演などを実現してきたニュース23のような番組、魅力あるアンカーパーソンが続くことを願った次第である。

 

感染症の時代―エイズ、O157、結核から麻薬まで (講談社現代新書) 感染症の時代―エイズ、O157、結核から麻薬まで (講談社現代新書)

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人間とウィルス・細菌の歴史から、現代の食中毒・ウィルス・細菌問題、ワクチンの問題、ウィルスの進化の過程は仮説を踏まえて紹介。スーパー・ドラッグストアでさえ”ウィルスを除菌(殺菌)”などとウィルス・細菌を混同される事が多い世の中、目に見えないものに対する誤解や過剰な恐怖を抱きがちである。そんな中、本書は対策も踏まえて幅広い知識を学べる。
但し、後半で麻薬に言及している部分は、筆者の思いが強く入りすぎている。特に、大麻を麻薬として扱うことに関しては(少なくとも海外では、国内でも「大麻ヒステリー」のような本が出ている)異論があるわけで、事実と主張が混同すると内容全てに懐疑的にならざるを得ず、この点は非常にもったいないと感じた。Leadership and Self-Deceptionで出てきたゼンメルワイス(Semmelweis)と妊婦の院内感染の話がここでも掲載されており、通常単なる人物の引用は記憶に残りにくいが、少し前に読んだ全く異なる分野の本と同じ事が出てきたため、印象深かった。