本日の1冊: ロスジェネの逆襲

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ロスジェネの逆襲ロスジェネの逆襲
池井戸 潤

ダイヤモンド社 2012-06-29
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前作「オレたち花のバブル組」の最後に子会社出向となった半沢直樹が、子会社で扱っていた買収案件が親会社に横取りされる。「やられたら倍返し」の如く、親会社に宣戦布告するも、状況は厳しい。何とか打開策を見つけたと思ったのもつかの間、半沢は人事上の脅しを掛けられ・・・。

時代のせいにして卑屈になっていた子会社の若手プロパー社員、一癖も蓋癖もある買収をしようとした社長夫婦、本書でも魅力的な役者が揃い、単純だけれど一筋縄に行かないストーリー展開は、相変わらず。

絶体絶命の状況下で、親会社(半沢直樹の出向元)の役員会議に乗り込むラストシーンは圧巻でさえある。ラストは・・・ここでは書くのは控えよう。あえて言うなら、「おれたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」「ロスジェネの逆襲」3つで1つの作品とだけ記しておこう(続編もありうるが、前作は明らかに本作の伏線だった)。

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