本日の1冊: 拝金社会主義 中国 (ちくま新書)
拝金社会主義 中国 (ちくま新書) | |
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日経ビジネスオンラインの連載コラム「中国“A女”の悲劇」 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080212/147023/ で中国の現代人(特に、都市部)の悩みを記載していた著者が、中国の現状としてまとめ上げた1冊。
ソビエト連邦が崩壊して危機感を抱いた政府が、社会主義を堅持するために(政治問題から目をそらさせるために)”金儲け”を認めた結果、社会主義の理想が崩壊したという皮肉。また、その結果大きな格差を生んで国が分断した現状。それでも尚、急成長して間違いなく21世紀の主導を握る国。それら善し悪し全て含めた中国の今を把握できる。
客観的記述の中に、幼少期を中国で過ごした実体験や種々の取材を織り交ぜてあり、それらがより生々しく感じられる。
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