本日の1冊: 靖国史観―幕末維新という深淵 (ちくま新書)
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靖国の何が問題か。本書を読むと・・・やはりわからない、というのが正直なところ。そもそも賛成派・反対派で論点がずれているのだが、存在そのものが矛盾しており、天皇の私社の粋を出ないので、少なくとも国家の元首が参拝するのは説得力ないと感じる。
「国体(国体)」という思想、「英霊」という概念、そして「維新」という史実と中心に靖国を解説するが、本書でも言うとおり、靖国は矛盾であるという結論に変わりなかった。「維新」という名のテロリストを奉り、以後は勝てば官軍として強者の施設であった。が、太平洋戦争で負けたが、そこで位置づけが変わっている。
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