本日の1冊: 竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)
竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫) 司馬 遼太郎 文藝春秋 1998-09-10 売り上げランキング : 15935 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
千葉の道場から泥棒のお供を連れ国へ戻る。黒船以来、尊皇攘夷の勢力と幕府の抗争は次第に大きなうねりとなっていく。特に思想を持たない竜馬であったが、時代の流れに巻き込まれていき、藩ぐるみの抗争に限界を感じる竜馬は脱藩を決意する・・・といった辺りが2巻。
「坂の上の雲」もそうであったが、司馬遼太郎という人は小説を書くに辺り、相当な調査をしているのだろう。たまに”この人物については資料がなかった”という記載にあたり、これはフィクションでなかったと言うことに気付かされる。単なる歴史的事実を超えて、登場人物の人間性から関係まで追求し、まさに登場人物1人1人に魂を吹き込んでいる。故に、読む者を惹きつけるのだろう。
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