本日の1冊: 自分のアタマで考えよう
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コンピュータが登場してから、記憶の重要性は低下した(最も、これは文字が発明されたとき、活版印刷が発明されたときにも言われていることではあるが)。21世紀は知識よりも考えることが重要になると言われて久しい。しかし、「考える」とはなにかを明確に言うことは、意外に難しいのではないか。
本書では身近の事例(例えばプロ野球から自殺者数など)を元に、データから気づきを得るまでの思考プロセスを明かす。ブログ程おちゃらけてはいないが、わかりやすいシンプルな書きっぷりは健在。本書はただ読むだけでなく、読み終わったらぜひ身近の例を使って同様に自分の頭で考えてみたい。
P.S.本書とは少し関係ないが、かなり先と言われていたコンピュータが人間に将棋で勝つことが起きた。コンピュータの性能向上と共に、莫大なパターンをシミュレーションできるようになったのが大きいだろう。とすると、人間の考えることも大部分がいずれコンピュータに置き換わるのではないか。何が、人間に残るのだろうか。。。
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