本日の1冊: 「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~
マスコミなど氾濫する情報を鵜呑みにせず、物事の本質を見抜く重要性を説く。その題材として、昨今のニュースの中からアメリカ経済の住宅問題・サブプライムローンと、タイトルにもなっている日本の年金問題を取り上げている。
「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~ (扶桑社新書) | |
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短時間でアメリカサブプライムローンを発端とする住宅バブル、日本の年金問題と昨今(as of June 2009)の2大テーマを本質から理解できる点は非常に価値ある。特に年金問題は、既に崩壊していて日経新聞がしきりに謳う税方式への移行こそが検討すべき方向性と思っていたので、その矛盾・論理のほころびに関する記述には目からうろこだった。
尚、既述の通りタイトルにある年金問題の本、というよりは物事の本質を見抜く力:心眼についてがメインテーマであり、その題材としてアメリカ経済と日本の年金問題を取り上げているというのが正しい(もちろん、年金問題を主目的にしても十分読む価値あるが)。
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