自己啓発: 2014年10月 Archives

ザ・コーチ - 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』ザ・コーチ - 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』
谷口 貴彦

プレジデント社 2009-12-10
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目標とは?目的とは?ゴールとは?夢とは?よく使うが、具体的に理解・イメージできているだろうか。本書ほど明確にこれらを明示した本は今までなかった。”朝令暮改で目標が変わる”、”目標なんか立てても意味が無い”、などなど社会人なら一度は聞いたことある(あるいは言ったことある?)と思うが、これらは、目標なんて変わるのが当然、目標だけ立てても意味が無いということとが理解できていない故だろう。

冴えない営業マンが、とある老人とのプライベートレッスンを通じて人生を取り戻す・・・一見良くあるストーリーではあるが、もし上記をはっきりと、小学生にも分かるように説明できなかったら、絶対にこの本を読んでみることを薦めたい。

僕は君たちに武器を配りたい僕は君たちに武器を配りたい
瀧本 哲史

講談社 2011-09-22
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日本は最も成功した社会主義と言われたりもするが、これから本格的な資本主義、特にグローバル経済に移行していく中で、どのような人が生き残れるか、問題提起する。

ITや英語などを必死になってもコモディティにしかなれないこと、専業主婦や住宅ローンなどを安易に選択する無謀さ、若者の就職ランキング上位企業が年月を経てどうなるか、などなど考えなしに”普通”や”みんなやっている”ことに警笛を鳴らす。その上で、今後生き残るタイプを6タイプ(その内、2タイプは将来性がないとも)を提示する。

本の内容は即効性のあるものではなく、あくまでも意識を変えるきっかけに過ぎない。”武器”というよりは”地図”や”ガイド”という、抽象的な印象を受けた。同じ著者では、「君に友だちはいらない」の方がメッセージ性を感じる。
遊ぶ奴ほどよくデキる (小学館文庫)遊ぶ奴ほどよくデキる (小学館文庫)
大前 研一

小学館 2008-11-07
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人生を楽しむべきという大前研一氏のメッセージが伝わってくる1冊。クルーザー別荘、書斎などわくわくするようなネタから、散策やグルメ旅行など身近な話も多い。また、子育て論や家族について書かれており、オフ論としてビジネスマン(特に、仕事一筋になりがちな40代以降?)必読の1冊

小生自身、会社(仕事)一筋の人生を送っていないので、そのような人生を送っていると退職後に空しい時間を過ごすことになるといった危機感はまったくピンとこない。ので、共感や興味をもったポイントを備忘録がてら記す。

・仕事の利害関係の無い人と”パブ型”で飲もう。(P.155~)
・「隠れ家」を2軒持てば人生が豊かになる(P.165~)
ちょっと大人っぽい、外飲みの方法。最も、前者のパブは、日本ではパブリックビューイングなどイベントでもないと発展しないように感じたが。

・学習机というコンセプトの商品は、じつは日本にしかない。(P.189~)
雑誌「プレジデント ファミリー」でも提唱されていたが、子供の勉強はダイニングでやることを提唱する。日本では子供部屋と学習机が入学時に用意されることが多いが、これは固定観念的と感じていたので、非常に共感した。

・テレビを見ながらの食事が家庭を崩壊させる!(P.190~)
崩壊とは大げさな気もするが、団欒の場で一同が黙々とテレビを見て食事しているところは多いが、これは非常に奇妙に感じる。最も、最近は食事中のスマホも同列になるだろう---子供の食事中に、つい手に取ってしまうことがあるので自戒の意味を込めて。