自己啓発: 2012年3月 Archives

1回の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術1回の会議・打ち合わせで必ず結論を出す技術
斎藤 岳

東洋経済新報社 2008-06-27
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会議の運営、ファシリテーション能力について”テクニック”を論理的なストーリーと共にまとめた1冊。「ザ・ファシリテーション」と同様にストーリーを通じて各種テクニックを示す形式だが、こちらはストーリー部分がおまけに近く、また全体的に内容が(いい意味で)シンプルなのでテクニック部分がわかりやすい。こうした簡単な本をテキストに、何度も読み返すのが、身につきやすいんだろうと思う。
ザ・ファシリテーターザ・ファシリテーター
森 時彦

ダイヤモンド社 2004-11-12
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ファシリテーションのノウハウを、ストーリー仕立てで学べる。「ザ・ゴール」と同じデザインでシリーズものの1つか、と思うも作者がエリヤフ・ゴールドラットではない。期待半分で読むと・・・「ザ・ゴール」に劣らず有益・面白い物語だった。

主人公がフレームワークなどファシリテーションのツールを駆使しながら、会社を建て直していくストーリーの中には、山あり谷あり、読者を驚かす展開も含まれており、なかなか飽きさせない。肝心のファシリテーションのノウハウもフレームワークや各種ツール類からテクニックまで多々含まれており、ファシリテーターのテキストとしても有益。

以下、備忘録。

1920年代、シカゴにあるウェスタン・エレクトリック社のホーソン向上で行われた実験。(略)証明、温度・湿度、休憩の回数・時間、インセンティブ給などいろいろな物理的条件を変えてみたが、どれも作業効率との間に明確な相関性を見いだせなかった。(P.304)

内臓の動き、血圧、感情・・・。自分の心や体でも自分の意志の力でコントロールできるものは少ない。(略)その中で、呼吸は、ある程度石によってコントロールできるユニークな機能だ。その呼吸に集中することで、本来不随意であるはずの血圧や、内臓の動きを調えることができる。(略)禅や世が、自律訓練法などが教えているではないか。(P.332)
ザ・プロフェッショナルザ・プロフェッショナル
大前 研一

ダイヤモンド社 2005-09-30
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大前研一氏がプロフェッショナルを定義する1冊。ドラッカーの予言通り、知的労働者と作業者の差が歴然とする時代、どのように立ち振る舞うべきか指南書。本書によると、プロとしてもつべき能力は具体的に「先見する力」「構想する力」「議論する力」「矛盾に適応する力」と定義される。いずれも、解のない世界を生き抜くのに必須の能力だろう。
本書の内容は至極端的に書かれているが、分かったつもりは容易く、実践は難解。理想を思い浮かべつつ、自分をどこまでそこへ寄せられるか。。。
ドラッカーの「プロフェッショナルの条件」と同様、1度は(理想は何度でも)読みたい1冊。