自己啓発: 2009年12月 Archives

カモメになったペンギン
カモメになったペンギン 野村 辰寿

おすすめ平均
stars1時間で読める
stars「ノーノー」のキャラクターが秀逸!
stars目的に応じて活用できる良書
stars組織変革をカモメとペンギンに例えた寓話
stars改革・変革へ周りを巻き込むときに配る本

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J.コッターが、自身の提唱する「組織変革を成功させる8段階の変革プロセス」を分かりやすい寓話(ぐうわ)に。どこでもありがちな危機を危機と認識せずに変化を恐れる人・組織。それを変革するプロセスを---この手の本は難解な物になりがちだが---1時間もかからずに読了できる貴重な1冊。個性豊かなペンギンたちが主人公の物語となっているのでそうした本筋は無視しても楽しめる(話自体は結論ありきなので突っ込み所ももちろんあるのだが)。

ちなみに、8段階のプロセスは以下の通り。(詳細は割愛)

1.危機意識を高める

2.変革推進チームをつくる

3.変革のビジョンと戦略をたてる

4.変革のビジョンを周知徹底する

5.行動しやすい環境を整える

6.短期的な成果を生む

7.更に変革を進める

8.新しい文化を築く

本日の1冊: 超凡思考

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超凡思考
超凡思考
幻冬舎 2009-02-10
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おすすめ平均 star
star立ち読みで十分です。
star稀代の秀才と稀有な導師の導き本
star多くの「勉強本」「仕事術本」を読む前に

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2人の共著による、「目標設定」「時間術」「情報整理」「伝える力」に指南書。主にマインドよりな内容で、シンプル・かつ明快なメッセージ集。それぞれの章の主な内容は以下の通り(抜粋)。

「目標設定」”他人と比較しない。小さな勝利をペースメーカーに、達成感を覚える。”、”ワンランク上に目標設定する。ストレッチが人を伸ばす。”、”とにかく続ける。やり続ける人がいちばん強い。”、”目標設定の先の熱い想いが、人を動かす。”

「時間術」”リーガル・マインドで自分を客観視する。”、”原理原則があれば後悔しない。”、”読書は時間を増やす。”

「情報整理」”情報は集めない。”、”手の内は明かす。”、”インプットは未知半分。アウトプットで情報が定着する。”

「伝える力」”ロゴスとパトスのバランス”、”欲張らない。10のうち2伝われば十分。”

全体を通して特に目新しい物ではないが、改めて再認識させられることが多い。章の合間にあるコラムでも”ズームイン/アウトの力を備えると膨大な情報を、必要に応じて3分、30分、3時間と自由自在な時間設定の中でプレゼンテーションできるようになる。”(P.107)など、重要なメッセージが含まれている。