英語: 2011年9月 Archives
その英語、ネイティブはカチンときます (青春新書INTELLIGENCE) | |
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中学・高校の英語からは、またその後の英語学習でもネイティブとかなり密なコミュニケーションを持ち続けなければ与り知らぬであろう、微妙なニュアンスが解説されている。本書ではよくありそうな表現に対し、複数の英語表現を掲載とともに、そうしたネイティブの受け取り方を解説。例えば相づちを打つのに、単なる"I see." よりは "Oh, I see." と"Oh" 一つで上品になる(P.21)など、なるほど的なものが多い。
ただ、英語を仕事から生活まで全て、母国語のように習得する必要のあるようなごく一部の人を除き、本書は読み物程度の位置づで十分だろう(むしろ、気にする余り会話を躊躇する方が問題)。その理由として、以下があげられる。
1.通常の会話は一語で終わらない。(相手の反応でフォロー可能)
2.相手も、ノンネイティブとの会話であれば、いくらか理解を期待できる。(逆の立場を想定すれば納得できるであろう)
3.中には、使用頻度が疑問なものもあり。(娯楽的な読み物としては良いが、誰がどんなシチュエーションで「お腹が出てきたんじゃない」「彼と関係を持ったの?」などを使うのか)
その他、第1刷ではP.125で日本語に対する英文例が間違ったものを掲載している(具体的には英文のみ、P.12の内容が重複して掲載されている)。もしかしたら最新の刷では修正されているかもしれないが、そもそもこのような、単純な誤植のまま出版されているのをみると、内容全体に対して懐疑的にならざるを得ない。
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セミナー(「セミナー: TOEIC速効セミナー/日経アソシエセミナー」参照)のテキストとして配られた1冊だが、3~4年前から気になっていた(結果、ダブらなくてすんだが)。
長くTOEICを研究した氏によるTOEIC解説本。問題の分類、出題者の意図、解答のテクニックがPart毎に掲載されている。問題の分類ができれば効率的な学習ができ、問題の意味・出題者の意図が理解できれば惑わされずになり、解答のテクニックを知れば時間に追われなくなる。発行は5年前と若干古いのだが、今でも十分役に立つ。例えば、ハングル(TOEICの受験者は大半が日本人と韓国人であり、双方の弱点を狙った問題が出題されるとの説明が前述のセミナーであり)でコピーとコーヒーは発音が似ているため、その間違いを狙った問題が出される(P.19)は、今回2011年9月11日の第165回TOEIC公開テストにも出題されていた。
なお、当然ながら練習(セミナーでは氏は”Practice”を使用)は必要性も説かれており、一読で点数が上がるというものではない(それができれば誰も苦労はしない)。