飛行機: 2013年6月 Archives

特定操縦技能審査

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来年4月1日より施行される日本版Flight Review、特定操縦技能審査を受けた。

新たな記録用ライセンスを3月に申請・取得しており、申請手続きから申請内容も国土交通省のHPで一通り目を通していたので、スムーズに受けられた。以下、顛末を簡潔に記す。


まず受講場所、所属するフライトクラブ、ライセンス取得時にお世話になったスクールなどいろいろ探していたが、時間・費用的に手軽なJAPA(日本操縦士協会)で受けることにする。キャンペーンをやっていたことも大きい。
http://www.japa.or.jp/topics/2013/tokutei_hayawari.pdf


さて、実技だが、JAPAでは国土交通省の飛行訓練装置レベル3を取得したFTD、所謂Flight Simulatorを使って行う。
http://www.japa.or.jp/simulator/us21d.html

受験資格である、”180日以内に3回以上の離着陸経験”を満たしていなかったので、受験前に併せて訓練も行う。

担当教官は元JALのPilotとのこと。試験制度の前提より、ライセンスをお互いにCheckしあう。


FTD自体の癖は、最初は戸惑うも、他や自宅である程度行っていたこともあり、すぐに習熟できた。もしFTDで受けられる場合、事前にMicrosoftのFSである程度練習しておけば、問題ないだろう。逆に、シミュレータと言うことでいつもの癖からATC(無線)をはしょってしまいことに気をつけたい---自分はそこで指摘を受ける。

さて、次にOral(口頭)試験。航空安全講習会を2年以内に受けていたため、大部分は免除される。ただ、内容自体は大した量もないし、この制度の趣旨を考えれば、空飛ぶPilotは試験に関係なく把握しておくべき事だろう。落とすことが目的ではないため、内容はフリートークのように、いろいろ示唆や教示頂きながら、行われた。

さて。結果だが、PASSして、晴れて2年間はPICの要件を満たすことになる。

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有川 浩

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ドラマ化されたことで、一躍有名になった感のある1冊。Fighter(戦闘機乗り)を目指すも事故で道を絶たれ、航空自衛隊の広報官として新たな人生を歩む主人公の物語。

一見、不幸からの再起・・・と想像しそうだが、悲壮感はほとんどなく、話も広報官としての部分が大部分を占める。航空自衛隊の組織や仕組み、機体など前提知識がまるっきりなくても楽しめるほど、テンポ良い娯楽小説に仕上がっている。クサイほど濃いキャラ達にも、気付けば愛着を沸いてくる。

最後はドラマと異なるのだが・・・個人的には、純粋な娯楽物としてはドラマの方がすっきりしていていい気がする。

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