本日の1冊: レゴはなぜ世界で愛され続けているのか 最高のブランドを支えるイノベーション7つの真理

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レゴはなぜ世界で愛され続けているのか 最高のブランドを支えるイノベーション7つの真理レゴはなぜ世界で愛され続けているのか 最高のブランドを支えるイノベーション7つの真理
デビッド・C・ロバートソン ビル・ブリーン 黒輪 篤嗣

日本経済新聞出版社 2014-05-22
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私自身、80年代にこよなく愛したレゴのストーリー。今でこそレゴショップをアウトレットモールでも見かけ、変わらぬ姿を見せるが、90~2000年代初頭にかけて経営危機に瀕していたことは驚愕。レゴブロックの著作権失効、デジタルの台頭、その時代に出していた方針ブレブレの商品群を見て納得。本書はレゴがどのように誕生して有名になったか、そしてどのように危機を乗り越えたが綿密に記されている。

レゴの本質とは何か?レゴが問い続けた、また一時忘れてしまった重要な要素はまさにこの一言に過ぎる。著作権が切れたことで安い同等製品が氾濫し、子供達はTVゲームなどに夢中でブロックは古い遊びになることで、レゴは迷いが出始める。さらにコストを意識しない開発やレゴランド、ショップの展開などでレゴは2003年頃には瀕死の重体になっていた。

そんな中、想像する喜びやストーリー性の追求、子供が何に興味を持つかという現場主体によるリサーチなどによって、劇的な復活を果たす。副題にもある、7つのイノベーションとは、レゴが復活するために成し遂げてきたことを記している。

本書を読んで、レゴショップを訪れたら、またレゴで遊びたくなった。

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This page contains a single entry by Yuki published on 2014年12月28日 15:11.

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