本日の1冊: 覆す力 (小学館新書)

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覆す力 (小学館新書)覆す力 (小学館新書)
森内 俊之

小学館 2014-02-03
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将棋を最後にやったのは小学生の頃だろうか、その程度のレベルなので、失礼ながら森内俊之氏を存じ上げなかった。羽生善治氏の同期で、名人・竜王などいくつものタイトルを取得されている。そんな実力を持ちながらも、圧倒的な存在、羽生氏が居ながら、どう勝ち抜くか(生き残るか)、その思考力、執念には学ぶことが多い。

1局で体重が2~3kg減ることもあるという将棋(脳は、全消費エネルギーの2割を使う箇所なので、これ自体は驚くことではないが)、もちろん対局中の思考についても常人の及ばない世界なのだろう。だが、本書はそうした対局の話よりは、負けたときの気持ちの持ち方、日頃の学習など、総合的な戦略、人生論をひしひしと感じる。もちろん、将棋が好きというのも大きい。しかし、好きだけではうまくいかない時にどうするか。

少しショックだったのが、将棋の世界でも全盛期は若い20後半~30前半とのこと。加齢と共に、衰えが出てくると知り、同じように「脳」を職にするものとしては・・・。

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