本日の1冊: ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)
ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫) 池井戸 潤 講談社 2014-03-14 売り上げランキング : 232 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
タイトルの「ルーズヴェルト・ゲーム」とは、野球好きのルーズヴェルト大統領が最も面白いと言ったスコア「8対7」の試合から来ているという。
物語は大きく分けて、業績不振にあえぎ敵対買収の危機に陥った中堅エレクトロニクス企業と、その企業の野球部の2本に分かれる。ピンチが複数あり、一癖も二癖もある登場人物ばかり、どんでん返しのどんでん返し・・・池井戸潤氏のお得意の流れはここも健在。
おもしろい。のだが、何か物足りない。半沢があまりに傑作だったからか、池井戸潤氏の展開に慣れてしまったのか、なんにせよ興奮が今ひとつだった。特に野球というルールが明確な土俵では、池井戸氏の十八番である”化かし合い”が出せないと感じた。
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