本日の1冊: 「領土問題」の論じ方 (岩波ブックレット)
「領土問題」の論じ方 (岩波ブックレット) 新崎 盛暉 岡田 充 高原 明生 東郷 和彦 最上 敏樹 岩波書店 2013-01-10 売り上げランキング : 56519 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
本書で記載されているナショナリズムという魔力による思考停止というのも、領土問題の実情をずばりと言い表している(最も、これは双方の国について当てはまるし、日本では、これに無関心という別問題もあろう)。
領土は国家の主権問題と考えていた。しかし、尖閣諸島が昔は台湾・沖縄の人々が国境を越えて生活の場としていたという事情を知ると、現地の人々の声が一切聞こえてこない領土問題というのも違和感を感じ得ない。
なお、北方領土は、これについて書かれている東郷和彦氏の以下の著書が詳しい。
「北方領土交渉秘録―失われた五度の機会」
0 TrackBacks
Listed below are links to blogs that reference this entry: 本日の1冊: 「領土問題」の論じ方 (岩波ブックレット).
TrackBack URL for this entry: http://nakakura.net/movabletype/cgi-bin/mt-tb.cgi/846
Leave a comment