本日の1冊: 粘菌 その驚くべき知性 (PHPサイエンス・ワールド新書)
| 粘菌 その驚くべき知性 (PHPサイエンス・ワールド新書) | |
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知性という言葉がどう控えめに見ても適用できないと思われる単細胞のアメーバ状生物、粘菌。本書は粘菌を対象とした実験から、その合理的行動、迷いといったものを示し、”知性”とは何かを問いかけてくる。
例えばえさを配置した迷路で最短経路を行く、苦手な物質を避けるなど、これらは感覚か、知性か。実験の中でも興味深いのが、関東の地図上で各都市にえさを配置し、東京(ちょうど新橋から電車が始まったように)の位置に粘菌を置いた実験。粘菌の伸びる経路は、まさにJRの路線図そのものになっている。
著者は不名誉(?)なイグ・ノーベル賞を受賞されたが(最も、著者は喜ばれている模様)、本書の内容はカーナビの経路設定や輸配送経路設定問題との考察など、実利にも富み奥深い。
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