本日の1冊: モサド前長官の証言「暗闇に身をおいて」
モサド前長官の証言「暗闇に身をおいて」 | |
エフライム・ハレヴィ 河野 純治 光文社 2007-11-22 売り上げランキング : 119144 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
日本で実態の見えにくいモサドの内情を、前長官が記した貴重な1冊。解説として掲載されている佐藤勝氏の寄せ書きの中で、本書を日本のインテリジェンス強化の参考書になると明言しているのも興味深い。
四方をアラブ諸国に囲まれ、常に国家の存亡をかけてきたイスラエルを陰から、時には表だって安全保障に従事したモサド。そのモサドの考え方、過去の失敗、歴史的交渉の内容から締めのテロ対策・外交など内容は多岐にわたるが、”ホロコーストの経験を持つユダヤの人々は、 「世界に同情されて生き残るより、世界を全部敵にまわしても生き残る」”という強い信念から、国家としての戦略の重要性、仕方を考えさせられる。
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