本日の1冊: ひきこもりの国
ひきこもりの国 | |
マイケル・ジーレンジガー 河野 純治 光文社 2007-03-23 売り上げランキング : 92311 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
”ひきこもり”という日本固有の現象(!)を入り口に、歴史、社会、政治や、西洋・隣国の韓国などとの比較、心理学者などのインタビューを基に深い見識で”日本”を描く。なぜ日本人が(今は意識しないと思っていても)「イエ」柄を意識し、他人に冷たいのか。なぜ、横並びの行動を取るのか。
個々の例示や論理には反論を加えたいところもあるのが正直だが、外国から見た日本観の把握として、また日本人としてのアイデンティティ確認として、ボリュームはあるがぜひ読んでおきたい1冊(事実、普段は意識することのない”日本人”とは何か深く考えさせられた)。
0 TrackBacks
Listed below are links to blogs that reference this entry: 本日の1冊: ひきこもりの国.
TrackBack URL for this entry: http://nakakura.net/movabletype/cgi-bin/mt-tb.cgi/466
Leave a comment