本日の1冊: 人口負荷社会(日経プレミアシリーズ)

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人口負荷社会(日経プレミアシリーズ)
人口負荷社会(日経プレミアシリーズ)小峰 隆夫

日本経済新聞出版社 2010-06-09
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人口が減少し始めた日本、著者の言葉を借りると人口オーナスではどうなるのか、どうあるべきか考えさせられる1冊。労働力が純粋に減っていくとともに年金始め、様々な課題があるのは事実だが、人口減少は単純に悲観的な状況ではないと気付かされる。特に、様々なアイデアは考えさせられるものが多い。
例えばただでさえ高齢者の方が若年者よりも投票率が高く、今後ますます高齢化されると将来への先送りがされやすくなると言う課題がある。これに対し、選挙の仕組みを地域でなく「年齢別選挙区」の導入、アメリカの人口学者デーメニが1986年に提案した、子供が選挙権を得る年齢になるまで親が子供の投票権を行使できる案など、いろいろ挙げている。(P.155)

なかなか、こうしたアイデアあれど変わらないのは民主主義の弊害というのも悲しい。

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This page contains a single entry by Yuki published on 2011年6月14日 23:15.

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