本日の1冊: 坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
坂の上の雲〈1〉 (文春文庫) | |
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ずっと読もう読もうと思っていたものの、シリーズ物であったことから後回しにしていた。NHKドラマ(昨年・今年・来年と3年がかりで)放映を気に読み始めるも、あっという間に読み終える。読む者をぐいぐいと惹きつけるその魅力は読んでこそ、納得。
現状に対する危機感とその現状打破をなしとげた人々は何を感じ、考え、どのように生きたか。自分含め、今の時代に足りない物は何か。1冊目はまだ序章ということで、主人公らもまだ素朴であり、楽天的(兄・好古除き)である。
2000年近く前のガリア戦記同様、ここでも
文字を習わせ書を読ませると「俳句を作ったり歌をよんだりして商売に身をいれなくなる」 (P.25)
と主旨こそ違えど新しい文化を忌み嫌う考えがあるのが興味深い。
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