本日の1冊: CIA秘録 その誕生から今日まで 下
CIA秘録 下 文藝春秋 2008-11-12 売り上げランキング : 28763 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
上巻に続き、
・第三部<承前> ケネディ、ジョンソン時代
・第四部 ニクソン、フォード時代
・第五部 カーター、レーガン、ブッシュ・シニア時代
・第六部 クリントン、ブッシュ時代
で構成。
3.11を防げなかった失態はドラマ・映画等で種々描かれているが、CIAに対する偏見(大国の最高諜報機関)が以下の点で見事に崩れ去る。
・冷戦時代同様、対象とする国の言語能力・文化知識を持った人が皆無
・中東問題についても、例え愛国心あっても中東に親族がいるというだけで、保安上の問題を理由に採用拒否(第2次大戦の日系人に対する偏見と何ら変わらない)。---P.359
・優秀な人材は次々にCIAをやめ、民間のIntelligence Companyへ。CIAはそういった外注を使わざるを得ない。
次回、著者は国防総省を対象に執筆計画というのも興味深い。
0 TrackBacks
Listed below are links to blogs that reference this entry: 本日の1冊: CIA秘録 その誕生から今日まで 下.
TrackBack URL for this entry: http://nakakura.net/movabletype/cgi-bin/mt-tb.cgi/130
Leave a comment