本日の1冊: Leadership and Self-Deception
エリヤフ ゴールドラットの「ゴール」「クリティカルチェーン」のように主人公、及び登場人物の例題を基に問題の可視化、及び解決を示していく。本書では人間の病理現象「自己欺瞞(ぎまん)」について、その弊害を詳しく解説、人との接し方を分かりやすく諭す。全米ベストセラー本。
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個々では自分が正しいと思っていても、客観視した際には正しいとは限らない「合成の誤謬」(c.f.「偽装請負―格差社会の労働現場」)、またその弊害を分かりやすく図示している。Amazonの他のコメントでも述べられているが、本書はビジネス書の分類に入っているものの上司・部下・顧客・家族・知人・他人問わず人間関係全般に適用できる、普遍的な理論である。
小生自身、仕事上の客先の対応に苦心していることもあり、相手をロジカルに分析する、1歩引いて客観視するきっかけにもなった。ボリューム的にも手頃で、手元に置いておきたい1冊である。
2010.4.3 追記2010.1.5 、以下へリニューアル
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