映画: マイティ・ハート
パキスタン・カラチで誘拐・殺害されたジャーナリスト ダニエル・パールの妻マリアンヌ・パールの手記『マイティ・ハート』(潮出版社刊)を映画化。
2002年1月、パキスタンのカラチ。出国を翌日に控え、最後の取材に出かけた米国人記者ダニエル・パールが消息を絶つ。同じくジャーナリストであり、妊娠5ヶ月の妻マリアンヌと共に、パキスタンのテロ対策組織、米国領事館、所属するウォール・ストリート・ジャーナルの上司、さらにはFBIも加わり捜索が進められる。
実話だが、何も知らずに観るとサスペンス映画さながらのストーリー展開・緊張感が続く。日本人が被害にあった事件:2004年5月に発生した日本人ジャーナリストと戦場カメラマンの橋田信介さん、小川功太郎さん襲撃、死亡した事件でさえ記憶から薄れる中、正直中東での命がけのジャーナリズムとはを考えることは少ない。現地の情景を想像・把握する社会映画として、単に夫婦愛の映画として、濃い1本であることは間違いない。
マイティ・ハート(2007年・米 原題:A Mighty Heart)
監督 マイケル・ウィンターボトム
製作 ブラッド・ピット 他
脚本 ジョン・オーロフ
出演者 アンジェリーナ・ジョリー
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